うつ病経験者が教える!!急性期と回復期と再発予防期の辛さ。

うつ病に苦しんでいたあの頃。
思い返すと、これまでの人生で一番辛い時期だったと言っても過言ではありません。
今回は、うつ病経験者の私が、当時を振り返って、何が辛かったのかについてお話しさせていただこうと思います。

急性期の辛さ

うつ病には、いくつかの時期があると言われています。
まず、急性期。
これは、うつ病の症状が最も重い時期です。

何をするのも辛く、動くことさえままなりませんでした。
かろうじてトイレに行くときだけは這うようにして移動していましたが、その他の時間は、ひたすらソファに横たわってただただ涙していました。

食事もする気にならず、一週間で何キロも体重が落ちました。
大好きだったお風呂にも入る気が起こらず、歯磨きや洗顔などの生活の基本的なこともろくにできませんでした。

無価値だと自分を責め、消えてしまいたくなるけれど、自罰的な行動をする気力さえもなく。
元気で活動的だった自分が思い出せなくて、自分が自分じゃないような、そんな地に足の付かない感覚の時期でした。

回復期の辛さ

そんな時期を経て、休養と服薬治療などを続けているうちに、少しずつですが、活動できるようになってきます。
以前のようにとはいきませんが、外出したり、気の置けない友人と会ったりもできるようにもなります。
回復期などと呼ばれる時期です。

この時期は、波があり、ずっと沈んだままの急性期とは違った辛さがありました。
あるときは調子が良くて、つい調子に乗ってがんばりすぎたり、もう治ったんじゃないかなどと過大な期待をしたりもしました。

そして、また調子が悪いときが来て落ち込む。
こんなことを繰り返すうちに、調子の良いときでさえも、「またすぐに落ちる時期が来るんじゃないか」と身構えてしまうようになります。

落差があるのも辛いもので、心の安定を保つことが本当に難しい時期でした。

再発予防期の辛さ

そして、主治医の先生や家族の支えもあって、なんとか社会復帰できるくらいまでになる時期が来ました。
再発予防期と呼ばれる時期です。

一応はいわゆる「寛解」している状態なのですが、そうなると待っているのは社会復帰。
これまで休養中心だった時期から、大きく環境が変わる時でもあります。

私も、症状が幾分安定してきたことから社会復帰に踏み切りましたが、せっかくの安定も、環境ががらりと変わるのを想像することで大いに揺らぎました。

社会に戻って、本当にやっていけるのだろうか。
長く休んでいたけれど、使い物になるだろうか。
周囲は病気で休んでいた自分をどんな目で自分を見るだろうか。
また症状がぶり返したりしないだろうか。
そんなことを考えていると、逃げ出したい気持ちにさえなりました。

私の場合、案ずるより産むが易しで、一歩踏み出してしまえばなんと言うことはありませんでしたが、この時期は油断は禁物で、まさに再発しないように予防しながら過ごさなければならない時期です。

寛解してからも、半年から1年くらいは服薬を続けるものだと専門家に聞いて、驚きましたが、私自身、この時期に入ってもうしばらく経つ今も、まだ服薬を続けています。

まとめ

文章を書きつつ、急性期、回復期、再発予防期、それぞれの辛さを思い出しました。
渦中にあるときは、辛さに巻き込まれて、もうこんな経験するくらいなら生きていたくないとさえ思ったこともあります。

人生に無駄なことなんてない、と言いますが、うつ病の経験だけは本当に無駄!と思ったことも何度もありました。
でも、今になってこそ言えることですが、それもこれも、人生の肥やしになっています。

メンタルの病気で苦しむ方たちの気持ちを理解することができるようになったし、周囲の人たちの優しさを再確認することもできたし、何より、自分を労ることができるようになり、無理せず良い意味でいい加減に生きていこうと、肩の力を抜いた生き方ができるようになりました。

うつ病は本当に辛い病気ですが、今苦しんでいる方たちも、きっと脱することができる時が来るはずです。

私は「自分には治る時期は来ない。」と思ったことが何度も何度もありましたが、そのたびに「必ず治るよ。」と言ってくれる人がいて、そして実際に、寛解しました。

だから、今どん底の気持ちにいる方たちにも、同じことを言いたいし、今の経験は決して無駄じゃないということを伝えたいです。

辛さの波に飲み込まれたら、乗り越えようと無理にがんばらなくても大丈夫。
なんとかやり過ごしつつ、自分の体調と相談しながらできることを少しずつ増やしていったら、きっとうつの闇を抜けられる日が来るはずです。

この記事を書いた人

この記事を書いた人:りーすけ
依頼媒体:ココナラ